日本でも小・中・高校でプログラミングが必修化され、プログラミング科目が次々と提供されるようになりました。
最近始まったばかりの新しいタイプの学習科目であるため、なぜこのようなプログラミング学習が必修化したのかや、学習の具体的な中身についてさまざまな疑問や不安を持つご家庭も多いのではないでしょうか。
今回は、プログラミング学習がどのような効果をもたらすのか、なぜ必修化する必要があるのか、今後の課題などについて解説します。
1.なぜ学校でプログラミングが必修化されたのか?
プログラミングが日本の学校で必修化された理由は、大きく2つあります。
一つは、プログラミング的思考(論理的思考)を促すため、そしてもう一つは、コンピュータなどを使ってIT社会に適応できる人材を育成するためと言えます。
学校の授業でプログラミングが必修化された背景や理由を理解しておくと、保護者の方も少しでも安心して見守ることができ、子どもたちも勉強に取り組みやすくなるでしょう。
ではさっそく以下に、学校教育でプログラミングが必修化された理由を長々と説明します。
・プログラミング能力(論理的思考力)を養うため
まず、小学校では、システムを開発したりアプリケーションを生成したりするためのコンピュータ言語やコーディングを学ぶわけではありません。
第一の目的は、情報を整理して結論を導き出す「プログラミング的思考(ロジカルシンキング)」を身につけることです。
例えば算数の授業では、コンピュータを活用して正多角形を描きます。その際、「すべての辺の長さと角の直径が同じであること」を条件として、プログラミングの論理に基づき、順次作図の指示をコンピュータに与えるという場面もあります。
つまり、「プログラミング」という新しい科目を設けることが目的ではなく、現在の科目を通してプログラミングの考え方を学ぶことが目的なのです。
プログラミングを通して学ぶ論理的推論は、プログラミング以外の様々な文脈でも価値を発揮すると言われています。
さらに2022年からは、より高度な内容を学ぶ高等学校でもプログラミングが必修化されました。
高校生になると、プログラミング言語を活用した本格的なコーディングを学ぶことができるようになります。
・コンピュータなどを使ってIT社会に適応できる人材を育成するため
プログラミングの必修化は、コンピュータをはじめとするICT機器に慣れ親しむという目的もあります。
近年、社会における技術の進歩はめざましいものがあります。将来、児童生徒がパソコンなどのICT機器を操作できなければ、その可能性は狭まってしまうかもしれません。
小学校の早い段階からコンピューターなどのICT機器に慣れ親しむことで、これからのIT社会に対応できる人材を育成することを目的としています。
2.プログラミング学習必修化の現状と課題
学校科目としてプログラミングが必修化されたとはいえ、すべての学校がまだまだ、その移行に完全に対応できているわけではありません。
以下の2点のような、プログラミングの必修化に伴う難しさもあります。
・ICT(情報通信技術)のあり方を整備する必要がある
PCやタブレット端末の配備、プログラミング学習のための無線LAN環境の構築など、まだ計画を終えていない学校も多いのが現実です。
問題なのは、設定準備にかかる費用や時間の問題で、迅速に対応できない学校があることです。
端末は1人1台が理想で、タブレット端末の配布もすでに始まっている。しかし、既存のシナリオを見ると、1人1台のガジェット提供という目標が十分に実現されていないがあります。
そのため、デジタル機器を使わずにプログラミングの概念を学ぶ「アンプラグドプログラミング」による授業が行われている状況もある。
この方法は、ICT機器を使わなくてもプログラミングの概念が身につくため、整備不足を補うことができる。
・指導教員の知識とスキルの向上が必要
プログラミングを義務化することのもう一つの問題は、教師のプログラミングの知識やスキルに大きな差があることです。
プログラミングの義務化の実施に戸惑い、不安を感じているのは、子どもや保護者だけではありません。プログラミングを学んだことのない教員も同じ状況です。
子どもたちと教師の双方が一定のレベルを保つことを目的に、教師向けのIT・プログラミング教育サービスが人気を集めています。
教育サービスの活用を通じて、教師自身の理解を深める取り組みが行われています。
このように始まったばかりの必須科目のため、子どもたちの未来に良い影響はある一方で、難しい課題にもなりうる科目です。
Japan Coding Clubでは、そのような不安を抱えたご家庭をサポートするために多くのレッスンをご用意しております。
無料体験レッスンもございますので、こちらよりご確認ください。