みなさんは「マインクラフト」というゲームがどんなものかご存知ですか?
Windowsを製造・販売するマイクロソフト社が作ったゲームで、PC、スマートフォン、タブレット、そしてPlayStation 4やNintendo Switchなどの家庭用ゲーム機など、幅広いデバイスに対応しているのが特徴です。
近年、著名なユーチューバーがこぞってYouTubeでプレイ動画を記録するほど、若者から大人まで幅広い層から人気を集めています。
2019年5月には、それまで世界販売数で文句なしの1位だった「テトリス」を抜き、1位を獲得しました。
一方、教育分野ではプログラミングやアクティブラーニングに有益と予測され、すでに多くの国で講座や学習で活用されています。日本でも4月に小学校でプログラミング教育が必修化されると、「マインクラフト」を教材にする学校が増えてくると予測されています。
今回は、そんな「マインクラフト」がどのようなものかを解説したいと思います。
・「サンドボックス 」では、「ブロック 」を使ってゲームをする。
Minecraftは、「サンドボックス」というジャンルのゲームに属します。
「砂場で遊ぶ」ように、遊び方やゴールが確立されていないのです。
「世界で一番売れているゲーム」といわれていますが、想像していたものに近いでしょうか?
「このグラフィックは本当に若者が夢中になっているものなのか?」
初めてこのゲームを見たとき、本当に?と不思議に思いますよね。
最近のゲームはリアルな感じのものが多いので、そういうものでないと興味を示さないのだろうと思っていました。
しかし、ゲームを知るうちに、絵が気にならない、というか、絵はこうでなくちゃ!というのがわかってきました。
「グラフィックなんてどうでもいい、このグラフィックじゃないとダメなんだ!」と、ゲームに夢中になったのです。
・感動を呼ぶブロック遊び
子供の頃、ブロックで遊んだ記憶がある方も多いのではないでしょうか。
マインクラフトは、現実世界と同じようにブロックを使って遊べるゲームです。
マインクラフトでは、世界のあらゆる要素がブロック「ブロックの集合体」として表現されており、このブロックを壊したり、集めたり、積み上げたりすることでゲームを進めていきます。
ブロック状の平原や海が広がる地球を自由に旅して、建造物を建てたり、敵と戦ったり、人と交易したり………。
何をするにも完全な自由があります。
「○○をしなければならない」「○○をしなければならない 」といった条件は一切ありません。
・ブロック遊びと他の遊びの違い
実際のブロック遊びでは、遊べるブロックの数に限りがあります。
マインクラフトでは、設定次第で膨大な種類のブロックを自由に、無制限に利用することができます。
もちろん、限られた数のブロックを使って好きなものを作ることも重要な要素ですが、現実にはなかなかできない膨大な数のブロックを作ることができるのもMinecraftの特徴です。
現実ではなかなかできない膨大な数のブロックを組み合わせて、自分だけの建造物をMinecraftで作ることができるかもしれません。
・誰でもゲームに参加できる。
Minecraftは、インターネットを経由してグループで遊ぶことができます。誰かが作った世界に遊びに行き、グループで楽しむこともできます。
また、マインクラフトはゲーム機の制約を受けないので、AさんがPC、BさんがiPad、CさんがNintendo Switchを使っていれば、全員が同じマシンで同じゲームをプレイすることができます。
遊び方に応じて、さまざまなモードを選ぶことができます。
Minecraftには、遊び方に応じて活用できる「モード」がいくつも用意されています。
・クリエイティブモード
「自分だけの世界を作る」ことに集中できるモードです。
初めてクリエイティブモードに入るときは、以下の条件があります。
・すべてのブロックを所持している。
・ブロックは無限に使用できる。
・敵に遭遇するが、突撃してくることはない。
Minecraftには、100種類以上のブロックが存在します。
ブロックを組み合わせることで、さまざまなアートを作ることができます。
自分の住まいだけでなく、花やドット絵のようなオブジェで庭を作ることもできます。
・サバイバルモード
サバイバルモードは、生き残りをかけたゲームです。
サバイバルモードは、クリエイティブモードとは異なる状態でスタートします。
あなたは何も持っていません(すべて自分で手に入れなければなりません)。
ブロックを作るには、自分のワークステーションも構築しなければなりません。
HP(ヒットポイント)と空腹度が決まっていて、HPが0になると死にます。
そして敵に追われることになります。
生き残るために、プレイヤーは自分で食料を確保し、襲撃されないような家を建てなければならないのです。
もちろん、自分たちの材料が揃うまでは何も作れないが、様々な材料を集めることで徐々に宇宙を広げていくことができます。
死ぬと最初に降り立った世界に戻るが、グッズや経験値は死んだ場所に散らばり、運が悪いと取り戻せなくなるのです。
また、死ぬと世界が消去される「ハードコアモード」、自分で作ったマップを探索する「アドベンチャーモード」、ブロックの間を歩くことはできるが何も作れない「スペクタクルモード」などもあります。
・子供が遊んでも大丈夫?
「複雑に見えるけど、子どもが遊んでも大丈夫?」と思っている方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、子どもたちは、このゲームで遊ぶことが完全に可能であることがわかりました。
一度遊び方を覚えると、どんどんいろいろな遊び方をするようになります。
YouTubeの動画を見ながら、独学で思いついたそうです。
ブロックの枠にとらわれず、「作る楽しさ」を味わえるゲームです。
・マインクラフトがプログラミング教育を支援することは可能か?
マインクラフトは、冒頭で述べたように、プログラミングやアクティブラーニングに役立つと予想されています。
日本の総務省は、「平成29年度 青少年プログラミング教育推進事業」の一環として、「Minecraft.Education」を発売しました。教育版」を小学生向けに発売しました。
日本の総務省が企画を実行に移している「Minecraft: Education Edition」は、プログラム思考型学習の推進に活用されています。
これは、マインクラフトを使って、青少年のためのプログラミング教育を推進するプロジェクトです。
このプログラムの参加者は、マインクラフトを本当にコーディングして、ゲームの指示通りにキャラクターを動かしていました。参加者の95%が「今後もプログラミングを続けたい」と回答しており、子どもたちがプログラミングに興味を持つきっかけとして成功したワークショップでした。
子どもたちにとって、ゲーム感覚でプログラミングに触れられることは大きなプラスになります。
・マインクラフトと連動して使える楽器
Minecraftは自由度の高いゲームなので、外部のプログラミングツールを使って様々なことができます。
・ブロックを縦に10個積んで住処までテレポートする
・テレポートで住処まで移動する
・他プレイヤーとの会話
など、より複雑な作業も可能です。
まとめ
Minecraftは、ゲームをプレイするだけでなく、若者が満足できるようにカスタマイズして動かすことができ、その過程で創造性と論理性の両方を育むことができる画期的なゲームです。
残念ながら無料ではありませんが、若い子が興味を持てばお金を払う価値は十分にあります。
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